目次
あらすじ
とある高校の同窓会。
一際注目を集める美女・橘みやび(中谷美紀)39歳は青山で美容皮フ科クリニックを営む開業医。
みやびに群がる同級生たち。だが、みやびが「独身」で「彼氏もいない」と知ると、場の空気は一変。なぜか、口々に励まされてしまう。
みやび「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです!」
その夜、みやびは独身女友達との女子会へ。完全紹介制の和風割烹「とくら」で、同窓会で会った男を酒の肴に言いたい放題の値踏み三昧。
ついに憤りが限界に達した店主・十倉誠司(藤木直人)が口を開いた。
十倉「結婚できない女の典型だ!」
ぶつけられたその言葉に、みやびは宣言する。 みやび「結婚?別にしようと思えばできるけど? 」とは言ったものの、知人は既婚者ばかり。クリニックのナースたちは、ランチをデリバリーにくるカフェ店員・諒太郎(瀬戸康史)がお気に入りだが、みやびは年下は恋愛対象外。すでに意識高く婚活中のナース・梨花(大政絢)に叱咤され、みやびはついに結婚相談所へ足を運ぶ。
だがそこには厳しい現実が待っていた。
そんな中、同級生の池田(音尾琢真)と食事をしたみやびは、高校時代に片思いをしていた同級生・桜井(徳井義実)と再会する。仕事で輝き、価値観も似ていて、しかも独身。好きだった気持を思い出すみやび 。勇気を出して桜井と2人で会う約束をとりつける。
みやびは全力で恋愛教本を読みこみ、愛され女子に完全武装完了。桜井を落としにかかるが…!?
解説
- 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです!
- 結婚?別にしようと思えばできるけど?
このフレーズ。『どきっ』とした皆さま、多数いらっしゃるのではないでしょうか?とくに。
アラフォーの皆さまは一度は口にした事のあるセリフだと思います。
私はあります。
そりゃもう、20歳から39歳で結婚するまでず~っと言っていたし、本気で『いつでも結婚できる』と思っていました。
実際は。
『いつでも』は✖
→タイミングを逃すと、結婚できませんでした。
『しようと思えばできる』は✖
→いくら本人がそう思っても、お相手の状況、家庭の事情、仕事状況、お金など、準備が整わないと結婚できません。
さあ結婚しよう!と思ってすぐにできるものではありませんでした。
結婚できない女の典型だ!
美人+仕事できる+アラフォー= 恋愛弱者
だそうです。
・・・いるいる。すごい、周りにいる。しかもいっぱい!!私の周りにこんな女性が多いこと多いこと。
ドラマのみやびほどの成功者ではないにせよ、『好きになれる人がいないのよね~』が、口癖のアラフォー仲間たち。。。
美人で性格もよくて仕事もできる。なのに結婚できない。もしくは彼氏もいない。
私は美人ではないですが。この理由、結婚した今はわかります。
そう。彼女達は
『結婚や男性に執着していない』
という事なんです。
たとえば。
「いつか結婚できたらいいな。」「好きになれる人があらわれたら結婚したいな。」「この仕事が落ち着いたら結婚できるかな(でも常に忙しい)」・・など。
結婚に対して本気になっていない状態なんです。
で。
ある日、気づくんです。
『あ、ヤバ。気づくの遅かった!!』と。
いざ、結婚しようと考えた時に、冷静に自分を振り返ってみて。自分の結婚適齢期がとっくにすぎている事に気づくんです。
世の中の結婚適齢期ではなく、自分のです。
具体的には。
親の年齢がイヨイヨ70歳になるなあ。今頃、子供がいれば5歳位の孫か。一緒に遊ぶの限界かなあ。そうすると、30歳までに結婚をして31歳で子供を産んで、36歳には子供が5歳・・・・親はそれでも66歳かあ。。。。。
って、
わたし今、39歳やん!!(ビックリ過ぎてる!!)という具合です。
この気づくきっかけというのは何かがひと段落したとき。
ドラマではみやびは開業した医院が軌道にのり、ひと段落をしたときでした。
何の気なしに30歳ナースにすすめられた『結婚相談所』にむかいます。
そこで現実を知るのです。
お相手を探す年齢の枠は30歳を超えると、31歳から35歳、36歳から39歳。そして、40歳から上は・・・
そう。。。
この枠で区切られる以上、『年齢』という部分では、それこそ20歳の女子が選べるような男性達からは除外されるという厳しい現実(恋愛弱者である自分)。
そこであせるのです。
恋愛教本を読みこみ、愛され女子に完全武装完了
遅れをとりもどすべく、必死で勉強します。がんばればむくわれる、という意識がある昭和世代です。それこそ一生懸命に『自分磨き』に励み、積極的に婚活にも取り組みます。
しかし。残念ながら、その必死さはむくわれません。。。
なぜか。
必死すぎるのです
男性のニーズを無視して「あたしあなたの為にがんばってる。結婚したい!!!」
・・・・・・こわい・・・・・・。男性の気持になって考えてみました。
やっぱり結婚って。お相手ありきのもの。そのお相手と、一生一緒に生きていきたい、と思ったときに、結果として結婚がある。それなのに、結婚、結婚ってプレッシャーかけられても、
まって!それは俺じゃなくても良いんじゃない?準備できている人に行ってよ~~~バイバイ!!って感じです。
それでは。
どうすればこの『婚活』は成功するのか?
劇中、十倉がみやびに伝授する『十倉の格言』で解き明かします!
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ツッコミマスターになれ!
まず。
婚活の成功にかかせない一つは男性のニーズをみたす女性になる事です。
男性のニーズを満たす女性とは「男性が追いかけたくなる女性になる事」です。
原案者の水野敬也氏はいいます。
「お客のニーズを無視した努力はエゴである」と。
たとえば。
合コンで。男性が望んでいる事とは何か?ただ話をウンウンと聞いてくれる人か。料理をとりわけてくれる人か。そんな事は誰でもできます。あなただけにしかできない、男性がもとめる行動。
「正しいツッコミをいれる事」
え??ツッコミ?? 意外ですか?
ですがこの理論。
なるほどなーと思いました。振り返ると思い当たるところが多くありました。
私の場合
私の20代は。
合コン好きな友達がおり、結構、合コンに参加していた時期があります。
当時。上司との飲み会も多く参加していた私は飲み会では『接待マスター』でした。
料理をとりわけるのは当たり前、オーダーは私の係、何か足りないものがあれば周りに気を使い「私、気が使えます!」を全力でやっておりました。
しかし。。。
20代という輝かしい時代であるにもかかわらず、合コンでお持ち帰りされた事は一度もありませんでした。
もう一回言います。
一度もです!(連絡先の交換すら、皆無でした・・・泣)
もちかえられる女性は。
なんだか会話が男性とキャッキャと盛り上がっている人ばかり。
何度か合コンに参加して学んだ!と思ったわたしは。
次の合コンではおバカ全開!下ネタどんとこい!『会話楽しませて上等!』と、おもしろおかしくふるまい、
男性「なんか、同性と話してるみたいだね~(どんびきだわコイツ)」私『あ、心ひらいてくれた!(この人落とせるかも~☆)』と勘違い。。。
もちろん、次回お誘いなんてありません。
トホホ・・・
逆に。
お付き合いしてきた男性達の共通点は。
「正しいツッコミのかけあいができる人達」です。
ツッコミ:相手の問題点を指摘したり、自分の本音を会話に投げ込むというリスクをとる行為
です。
相手の発言の意図を正しく組み取る事ができなければツッコミはできない、という事です
そして。
男性にビシバシつっこみを入れることで『男性の上にたつコミュニケーション』がなりたちます。
これこそが年齢に関係なく利用できる、恋愛スキルなのです。
私の場合、このツッコミができるお相手というのは。
バイトや職場での知り合い。
もともと友達や、普段を知っている仲間だった男性 ばかりでした。
結婚に至った12歳年下のだんな様も、職場内恋愛でございました☆
検証結果:ツッコミマスターになれ!は本当だった
『仮氏(カリシ)理論』は女度をあげるポイント
カリシとは。
婚活する女性たちが必死になるあまり、男性をひかせている理由は『結婚に執着しすぎている』という事でした。
執着しないためには『余裕を持つ』ことである、と原案者の水野氏はいいます。
目の前の男性にたいして「この男性でなくてもよくない?」と思えているとき、その男性に対して余裕を保てる、という理論。
つまり、
「どんな男性でもいいから、まず、彼氏をつくり余裕を持つこと」
仮の彼氏、すなわち、「カリシ」だそうです。
男なめとんのか!!
という声も聞こえそうですが。
『心の余裕が、男性を引き寄せるんだ』
という、あくまで『考え方』なのです。
確かに。
彼氏がまったくいなそうな女子
より
彼氏がいつもいる女子
のほうが、やっぱり魅力的に思える気がします。
実際。
- 「私、5年彼氏いないの~」→→「へえ(そんなに彼氏いないのひくわ~~~)」
- 「私、1年つきあっている彼とうまくいってないの。。。」→→「そうなの!?(俺が彼氏になるチャンス)」
かっこの中はあくまで私の想像ですが。
男性に相談にのってもらいやすかった記憶があります・・・。ハイ。
それでは次回2話(こちらからどうぞ)をお楽しみに^^
以下はおまけの挿入歌解説です
「できしな」挿入歌のこだわり 第1話 春よ来い 松任谷由実
アラフォーがうなずくこだわりの挿入歌
劇中、みやびが高校時代を回想するシーンで流れる挿入歌。
わたしは毎回、この回想シーンを楽しみにしています。
なぜなら。
1992年から1994年当時、流行った楽曲がこだわりぬいて使われており、39歳の私やアラフォー仲間の皆さまはどんぴしゃ!な楽曲ばかり。。
ついつい、高校時代を思い出し、ドラマをみながら歌を口ずさんでしまうシーンであります♪
「春よ、来い」は、松任谷由実の26枚目のシングルで1994年10月24日に東芝EMIからリリースされました。
同名のNHK朝の連続テレビ小説主題歌として流行。長く歌いつがれるロングヒット作品となっています。
26枚目のオリジナルアルバム『THE DANCING SUN』にはalbum mixを収録されています。
リンク動画はこちらからどうぞ。
